須賀は小泉に連絡。
桜子と連絡が取れないか訪ねていく。しかし、同窓会でも彼女に興味を示さなかった須賀。都合が良すぎると感じて連絡先を教えない。
「これ以上、彼女を傷付けないで!」
勘ぐっていく須賀。
桜子とモエが繋がっているのか…そんな危機感を感じながらも2週間が経過。メールや通話は途絶えていた。そして香苗のウエディングドレス試着。
香苗は父親がまた須賀と食事をしたがっている事を告げていく。
香苗パパは須賀が勤めるアパレル会社の専務でもあったのだ。香苗パパと仲良くしておけば出世が約束されていると裏の意図も覗かせる須賀。
この幸せを壊すわけにいかないと心で決意をしていく。
その後、お店にやってくる女性客にビクついていく須賀。いつモエが服の取り置きを取りに来るのか気が気でない状態であった。
しかし、よくみると既に取り置きのワンピースが無くなっている事に気付く。スタッフに尋ねると午前中に引き取りに来たとのこと。客の機嫌も良かった事を聞いて安堵する須賀。
「もしかして、この前の電話で納得したのか…」
とにかくモエがもう姿を現す事はないと感じてテンションも戻っていく。そして、この日は香苗パパから夕食のお誘い。仕事終わりに店まで待ち合わせの約束をしていく。
香苗の前に現れる桜子。
須賀の仕事が終わるとメール送信されてくる。そこには骨壷の写真。「中期中絶は火葬するだよ」といった文言。驚くと共に笑いがこみ上げていく須賀であった。
「良かった~生きてなかった~」
モエとの間にできた子供が生きていなかった事に喜ぶクズ男である須賀。同時に香苗が店内を訪れる。
彼女の手には骨壷。何故、香苗が持っているのか…勘ぐる須賀。
「和くんの同級生だって人から貰ったの、婚約祝いだって…」
同級生の名前を尋ねる須賀。
「えっと…西ノ宮桜子さん…」
骨壷の中身をすぐに判断して香苗から取り上げようとする須賀。しかし、香苗は骨壷を離さない。最近の須賀は様子がおかしいと怪しんでいく。
「うるせー!知らねーよ!」
無理やり香苗から骨壷を取り上げる須賀。中身は花が入っていた。同時に香苗パパと鉢合わせ。一部始終を見ていた香苗パパ。
その後の須賀は婚約破棄&謹慎命令を受ける事へ。自分の人生が終わった事を痛感して自宅で一人泣きじゃくる須賀であった。
場面は2010年6月。
「母親、AV出てたんだし、西ノ宮お前もヤリマンなの?」
母親のAV疑惑を皮切りに蔑まされていく桜子。表面上、女子は桜子を庇うが裏では噂話で盛り上がっていた。当時、須賀達から受けた嫌がらせの数々を思い出していく桜子。
その後の彼女は不登校になっていた。
場面は現実へ。
桜子は須賀に送った骨壷と骨の写真。実は人間の骨に模した鳥の骨である事が明かされる。
「須賀くんて今でも本当に頭悪いのね」
部屋に飾ってある復讐者リストの須賀の顔写真を破り捨てる桜子。
その後、彼女はモエと合流。二人は8年前に知り合っていたのだ。そして桜子の後押しでモエは須賀との間にできた子供を本当に産んでいた。モエは背中を押してくれた桜子に感謝。
「良かった、大切な友達が幸せで」
第2話は終了。