集落の訳の分からなさを感じながら民宿「まさがや」に戻っていく相浦。
まさがやに戻ると集落の女衆が集っており、戻ってきた相浦を凄みのある顔で睨んでいく女衆。何やらみづえと話して直ぐに解散をしていく。
そして戻ってきた相浦にサキから話を聞いたか尋ねるみづえ。家の仕事を手伝ってくれたら宿泊代を少し安くしてくれるといった件だ。納得する相浦。みづえから風呂掃除を頼まれていく。
みづえを見ながらサキから言われた言葉が脳裏を駆け巡っていく相浦。集落の風習を本当にこの人は信じているのかと頭で一杯になっていく。
そんな事を思いながら一通りの仕事内容を聞いて風呂掃除に勤しんでいく相浦であったが、別の事を考えており、牛舎の掃除方法を聞いていなかった。
掃除の仕方を再び教わろうと民宿に戻って、みづえを探す相浦。しかし、子供が1人だけ留守番をしており、誰もいなかった。女衆の会話内容が聞こえていた相浦。皆がお宮さんに行くと言っていた事を思い出す。
留守番している子供からお宮さんへの道順を聞いて足を向けてみる事へ。
お宮さんの中を見ると人影が沢山あって蹲っているようなシルエットであった。すると番犬が相浦に気付いて吠えていく。犬に押されて扉に寄りかかって開けてしまう。
中にいたのは「まさがや」に集合していた女衆であった。相浦に気付くみづえ。
「はっ早く出ていきなさい!早く!」
今まで見たこともなかったみづえの表情。来ては行けなかったと察知して直ぐに逃げ出していく相浦。
民宿に戻ると澄子が学校から戻ってきていた。一先ず、澄子から牛舎の掃除の仕方を教わる事にする相浦。この集落の雰囲気、先ほどの件もあって不安な気持ちが一杯になる相浦。
何かを話さずにいられなかった。そして澄子にサクラタケの事について尋ねる。
誰から聞いたのか尋ねてくる澄子。
その上で多少の毒がある事を認めていく。相浦はそんな毒のある物を客に出すのはどうかしていると澄子に不満を漏らしていく。
「わかってるよ…確かに変なトコあると思う…」
集落の異常性を認める澄子。そのまま相浦は澄子の部屋に招かれていく。
ここで第5話は終了。